2007年08月22日

十八夜 その3

この話は「十八夜 その2」の続きです。

十八夜 その3

十八夜の汁方は浮立に参加する人に振舞う料理を担当する大切な係りだ。
責任者以外は高校1年生が主に担当する。
当然、包丁を持つ手が心もとない。

フジテレビ取材陣の一町(仮名)さんはじっとその風景を見ている。
「一町さん、料理得意?」
取材するなら、参加して話を聞くなど希望するだろう。
きっかけを与えなければ。

こちらのそんな好意はあっさりかわされてしまう。
「ぜんぜんできません。」
そんな会話もあり、顔見知りにはなったようだ。

事件はその後、祭りの最中に起こった。

お寺の本堂に本部がある。
頭領の小間使いとして本堂にいたところ、近くで撮影していた一町さんが突然こちらへやってくる。
取材途中にやってくるとはよっぽどのことだろう。
こちらから助け舟を出した。
「トイレはあっちだよ」
「いえ、トイレじゃありません。」
こんなときに逃げられない質問が来るのか?
なんだ?

「池田さんこのあとどうするんですか?」
20代の女性に、しかも土曜の夜に都合を聞かれるなんて人生最初で最後かもしれない。
「家に帰って、そのあと頭領の家にあいさつにいくかな?」
「え~!情報では福田さんの家に行くって聞いてますよ。」
そんな、家族も知らないことを何でお前が知っているんだ。
車いすマラソン大会のボランティア仲間が福田邸にいるので、確かに1杯だけは飲んで帰ることがある。
「なんで、そんな家族の知らないことまで知ってるの?」
「へへへ、すごいでしょう?」
これまでからかわれていたことを仕返ししたような得意げな笑みが、ウルトラマンが逆立ちしたようなメガネの下からこぼれている。
フジテレビ恐るべし。
「密着取材しますからよろしく」

ここで、普通なら気づくべきだった。
気が動転していたことは素直に認める。
とりあえず、福田邸に連絡をいれ仲間がいることを確認し、訪問を許可していただいた。

祭りも終わり、福田邸へ向かう。
原口(仮名)さんも一緒だ。
とても心強い。
一町さんは、、、、いない。
福田邸でこの話をすると、
「カメラが入っているあの福田邸じゃない?」
「では、その福田邸に行こうではないか。」酔ったメンバーがはしゃぎだした。
こうやって2つの福田邸を回り、帰宅。
その後、頭領宅でご馳走になる。
福田邸にも、頭領宅にもカメラがあって、飲みまわっている小生が記録されたようだ。
しかし、あの本堂での会話のあと、一町さんに会うことは一度もなかった。

結局、一町さんはどこへ行ったのか?
翌日の関係者の話を総合すると、一町さんの取材対象はもっと若い新婚の池田君であって、福田君も今回の取材に協力していた若い福田君のことだったようだ。
池田を勘違いしていたため、取材対象を見失った一町さん。
上司から怒られている風景が頭の中をよぎる。
私に責任があるとは思わないが、彼女がかわいそうに思えてきた。

もし、今度会うことがあるなら、もっと優しくいたわりながら、からかうことにしよう。

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Posted by aritadori at 16:57 | Comments(3) | 十八夜
この記事へのコメント
只今9時50分
さっそく電話、メールが届いた。
連絡してないので、突然テレビに小生の顔が出て驚いたという内容。

それは驚いたろう。
いきなり、にわかせんべいなのだから。
朝っぱらからお騒がせして申し訳ない。
Posted by 池田 at 2007年08月23日 09:54
こんにちは!今日は録画してみましたよ~
子どもたちが「ありたどり」の人だ~って(笑)

さて、同じさがファンにブログをお引っ越ししました。
店長を見習ってがんばって続けます!
今日のブログは発送大会。
終わったあとは教育長をまじえて、魔女フラでちょっと一休みしてきましたよ~
Posted by めりさんめりさん at 2007年08月24日 00:10
ごめんなさい。
出張準備でバタバタしてます。
参加できませんでした。
ご苦労様でした。
Posted by 池田 at 2007年08月24日 08:02
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